G県厨(6)

結局、話し合いの結果、G県厨さんと3人の友達のうち、
二人は真性厨(内一名はG県厨)、一人は仮性厨、もう一人は被害者の模様。
真性厨二人は、メールの解釈の説明でお巡りさんを悩ませます。
仮性厨は、だんだん、自分が本当に置かれている立場を悟り始めました。
一番可哀想なのは被害者の子で、断ったのに無理矢理連れてこられた。
扉の前のやり取りを聞いて途中みんなを止めようとした。全員分の交通費を払わされていた。
等々、ちょっと可哀想に思ってしましたが、話し合いは進みました。
相手は18歳が一名、残り未成年でした。

お巡りさんは、相手が未成年と言う事と、女の子であるということ。
そして就職が決まっている、次の学校が決まっている、まだ学校が残っているなどの理由から、
出来れば保護という形にしてあげて欲しいとの申し出が。
私は少し考え、仮性厨と被害者だけは『念書』を書くという条件で、許す事を決めました。
残り二人も、どうか情状酌量で…と言ってきます。
お巡りさんの中で、一番年配の方が一生懸命私に懇願してきます(何故?)
ですが、その願い出ていたお巡りさんと私の耳に飛び込んできた言葉、それは厨二人の切れた叫びでした。
「どうしてこれほど言っても分らないの!悪いのは、私達の好意を踏み躙るAさんでしょう!私達は何も悪くない!」
年配のお巡りさんは、気まずそうな顔をしながら、厨二人の相手をしているお巡りさんと交代しました。

その間、私は仮性厨と被害者に、正式な念書を書いてもらうと言う事を条件に
今回のことは許すという事を伝えていました。
「今回は許しますが、二人の両親には、連絡させてもらいます。」
二人は困惑した顔をしましたが、お巡りさんの
「君達はやってはいけない事をしたんだよ。これくらいで許してもらえる彼女にお礼を言わないと」
と諭してくれて、二人は涙を流しながら納得してくれました。(正確には被害者の子だけ)
そして二人の保護者に電話をすると、二人の保護者から謝罪の言葉を頂きました。
二人の保護者はすぐに来てくれるとの旨を、お巡りさんから聞きました。
そしてなんとか話が纏りかけた時、今まで優しかった年配のお巡りさんのきつい声。
「今から君達のご両親に連絡する、学校側にもこの事を伝えるけど、良いんだな。」
その今までとは違う様子に、私と若いお巡りさん、仮性厨と被害者はそちらを見ると、
まるで喧嘩ごしの真性厨2名と、怒った表情の先程まで優しかったお巡りさん。
「悪いのは私達じゃない!お巡りさんもどうして分らないの!呼びたければ呼んでみなよ」
的な売り言葉。私はあーあー…と思っていると、仮性厨、被害者が、泣きながら謝りました。
学校に知らせると言う言葉が響いた様です。謝りながら泣出した二人を見て若いお巡りさんは慌ててしまっています。
私は仕方無しに、
「あなた達二人は、今は訴えないから。
 でも、反省の色が見られない時にはあの二人と同じことになるから、そのつもりでいてください」と告げました。


結局、仮性厨と被害者は、親が迎えに来て帰宅が許されました。
二人の親は何度も何度も謝って、子供を連れて帰っていきました。
余談ですが、夜にお詫びとお礼の電話が入りました。
そして真性厨2名は手におえないと言う事で、総てをお巡りさんにまかせる事にしました。
お巡りさんの報告によると、G県厨はどうやら親も厨らしく、私に会わせろと、物凄い剣幕で騒ぎたてたようです。

私は一通りの事情を説明して、今後の見通しを聞いてから帰宅を許されました。
まだ総ては終わっていないのですが、とりあえずの落ちつきは取り戻しました。
帰宅を許された私は、帰り掛けにいくつかお菓子を購入し、迷惑を掛けた御近所さんに配りに行きました。
みなさん優しい言葉を下さいました。近所迷惑にならなかった事が救いです。

そして今回の件で勉強した事
・厨には早め早めの対応が必要
・厨は日本語が通じない(全員とはいいませんが)
・厨には、きっぱりはっきりと
・厨襲撃は夜だけではない
最後にお巡りさんに言われた言葉
・また、同じようなことがあったら、すぐに来てください。
 気軽に電話してください。
お巡りさんに言われてちょっとモニョッた事
・もう少し、優しくメールを書いてあげてね
 (しかし、この言葉は真性厨と話しているうちに、消え去った様です)
今回の件の総評
・怪我人が無くて良かった。
・破壊されたものが無くて助かった。
・もしかして、私の運が良かっただけ?


長々と詰まらない報告をしてしまって申し訳ありませんでした。
私の今回の経験がみなさんのお役に立つことを祈っています。
いや、お役に立てるような事が起こらない事を祈る方が良いのかな?


143 :難民『転生68』 :02/03/03 03:51 ID:Z+OWDchi
今回、助かったのは、お巡りさんがパトロールに来てくれていた事と、
お巡りさんがデンプァな人でなかった事、
厨の解釈を正しいと認めなかった事です。(認められたら恐い)

今日の事で私の脳の『厨』の項目を更新できました。
ちょっと心に引っ掛かるものもありますが、
明日は連絡をしていた友人(もしもの時に来てくれる約束の人)にお礼周りをしてくる予定です。