G県厨(18)

G県厨のメルマガです。
Aさん酷い!酷い酷い酷い!
せっかく家の両親がAさんを迎えに行ったのに断るなんて!
親がAさんの事誤解するじゃない!
これから一緒にずっと相方として活動していくのに私の親と険悪にならないで!
これでAさんが私の学校に来てくれないと、余計はなしがこじれちゃう!
Aさん、私が居ないと同人活動出来ないのに、このままでいいの?
いいはず無いでしょう?だったら明日学校に来て!
S駅についたら連絡くれれば、そのままタクシーですぐに学校着くから早く来て!
これはAさんの為なの!Aさんが私と一緒に同人続ける為には必要な事なの!それくらいわかるでしょう?
明日、できるだけ早く来てね!まってるよ!


258 :難民『転生68』 :02/03/11 02:37 id:Uf9Rd+Ev
本日も押し掛けがありました。日課になりつつあることが悲しいです。
今日はいつもより長いのですが、どうかお許し下さい。
昨夜のこともあり、PCに向かったまま転寝を繰り返してしまった私は、ベッドに入る前にシャワーを浴びることにしました。
時間的にはサングラスのおじさんが「良い友〜」などと叫んでいるあたりです。
シャワーを浴びていると、インターホンがなる音・・私は慌てて洋服を着ると、玄関まで走っていきました。
「お待たせ致しました。どちら様でしょうか?」
「G県厨父親です。お話にまいりました。」
この時、私の厨感知アンテナに反応を感じ、すぐにテレコと携帯を手にして再び会話開始。
「どのようなお話でしょうか?」
「あなたが本当の事を言い出し易い場を作るための話し合いです」
はぁ?何を言っているのか理解に苦しみます。
「すみませんが、こちらではそのような場は必要ありません」
「せっかくこちらから歩み寄りを見せているんだ。G県からせっかく出向いてあげたんだ。
 出てくるのが常識ってもんだろう!」
だんだん一般人を装う仮面が剥がれてきたようです。
駄目だよ、餌の入らない猫をもっと上手く被らないとさ。ちゃんと手なずけておかないと。
そしてこのあたりから扉への暴行が開始。
「事前にお約束もなく押しかけてきた方に対する常識は持ち合わせておりません。
 迷惑です、御引き取りください。」
「最近の者は、これだからどうしようもないんだ。私が世間の常識を教えてあげるからすぐに出てきなさい」
厨に対する免疫は随分できていたつもりですが、まだまだ甘かったようです。
頭の痛みは増すばかり・・・・寝不足も手伝って、私もつられて答えてしまいました。
「結構です。あなたの常識など必要ありません。これ以上居座ると警察呼びますよ」
その言葉に、ついに親厨は切れました。
「なんて子なの!家のG県厨ちゃんを騙したくせに、悪いなんて思ってないの?
 あなた何様のつもりなの!」
切れたのは父親厨でなく、母親厨でした。
・・・お母さん、あなた確か私に迷惑掛けなければ
そのG県厨ちゃんに春古味行きの許可だしたのでは?などと思いつつも、私に対する罵声は続く。
これ以上はどうしようもなく警察に連絡しました。
「Aさん、どうしました?」
「・・・・・・・今、無線で巡回中の者にすぐに行くように連絡します。大丈夫ですか?」
「扉が守ってくれています。今のところ。」
お巡りさんへの連絡が終わり、お隣のお兄さんに連絡、お兄さんは外出しているらしく
被害に巻き込まれることはなさそうなので一安心。
そうこうしているうちに、お巡りさんが到着した模様。母親厨の声が金切り声で、
何を言っているのか理解できない様になりました。そんな中、扉を叩く音。
「Aさん、大丈夫ですか?無事ですか?」
「はい、大丈夫です、本当にいつもいつもいつもいつもすみません」
「御無事でよかったです。このG県厨両親は、交番の方へ連れて行きますが、Aさんの事情聴衆はどうします?」
「G県厨の両親をこのまま放っておくと、また面倒になりそうですね。
 申し訳ないのですが、いつものようにお願いして良いですか?」
このようにお願いする自分がとても悲しいのですが、
答えが即答で帰ってくるお巡りさんに思わず申し訳なさで目頭が熱くなりました(泣
「それではまたあとで御連絡致します。母親の方が興奮状態なので、落ちつきましたら御連絡します。」
「宜しくおねがします。」
遠ざかっていく金切り声を聞きながら、私は今現在の自分の状態を思いだし
とりあえず朝食を取ろうと思いましたが、なぜか手にはリポDを持っていました。
一気に飲み終えた私は、いつでも交番に行けるように準備を整えました。
一時間弱が経過した頃、電話での呼び出しが掛かりました。
わたしは自分に気合を入れるために頬を両手で力士のように叩くと(ギャグにならないのがとても悲しいコニーな私)
意を決して交番へと向かいました。
いつものようにいつもの部屋に通された私は、夫婦親厨の痛い会話を聞きながら簡単な事情説明を済ませると、
お巡りさん3人付き添いの中、夫婦親厨と会話開始
「それでG県厨両親は、何をAさんに謝らせたかったの?」
前回もお世話になった年配のお巡りさんがG県厨両親に聞きます。
多少話しが進んでいて、
G県厨両親が私に謝らせたかった、話しをしにわざわざきてやったなどのことは既に把握済みのようでした。
そんなお巡りさんの問い掛けに母親が続けます。
「総てです!こんな子のせいで家のG県厨ちゃんが酷い目にあってるんです。
 家のG県厨ちゃんを自分の手伝いをさせる為に東京まで呼び出しといて、
 それを警察沙汰にまでさせて、私まで東京に呼び出させたのはこの女なんですよ。」
G県厨両親以外、口がぽかんと開きます。・・・理解してないよ、この人達。
「あなたはこの間、自分の娘さんの非を認めたから、謝罪して連れ帰ったのでは?」
「あの時はああ言わないと、家の娘が悪人にされてもっと酷い目に合いそうだったから仕方無しに納得して見せたんです。
 こんな世間しらずの女のせいで、家の娘が警察から処罰されるのがかわいそうだからよ!
 こんな女を庇って娘が傷ついたってのに、この女はお礼の言葉も謝罪もしない、挙句に学校にある事無い事たれ込んで!
 卑怯この上ない自己中心的な人なのよ!」
・・・・最後の言葉、お前に帰したいよ、ホンとマジメにさ。
しかし年配のお巡りさん、そんな母親厨にめげずに言葉を続けました。
「あなたが自分の娘をとても大切で可愛く思うのは良くわかります。
 でもそれはあなただけでなく、誰でも自分の娘は可愛くて、大切なのは一緒なんですよ。
 あなたが本当に娘さんを可愛いと思う気持は、みんなが持っていて一緒なんですよ。」
思わずこの言葉に、じーんと来てしまいました。
たとえG県厨のような娘でも、この母親にとっては可愛い、大切な娘なんだ。だからこんな事をしてしまったのかもな・・
などと思っている私を母親厨は指差しながら叫びました。
「こんな女が娘で可愛いと思う親がいるはず無いでしょう!
 家の娘とこんな非常識娘を一緒になんかしないで頂戴!酷すぎるわ!」
・・クリティカルヒット!かなりヒットポイント削られました。確かにそうかもしれないが、面と向かって言わなくても・・・
その時、私の横に座っていた母親厨よりすこし若いお巡りさんが叫びました。
「自分中心な考え方しかできないから、あんな娘に育つんだろう!
 あの子が可哀想だというんなら、それは総てあなたの責任だと言う事が分らないのか!」
その言葉に母親厨は再び興奮状態に陥りました。
これ以上、私がいてもどうしようもない、そう思ったお巡りさんは私の事情聴衆が終わっているので、帰宅許可をくれました。
私はしっかりと被害届を出して、家路につきました。
家路につく途中、薬局にてリポDを購入、何時になったら平穏が訪れるんだろう・・・
そんな事を考えつつ、家の近くに辿りつくと、怒鳴り声が聞こえてきます。
聞き覚えのある声・・・イヤな予感・・・
「居るのは分ってるんだ!出て来い小娘!」
・・・・18歳真性厨父親でした。・・・もう、泣きたい・・・
私は思わず近くのアパートの影に隠れると、聞こえてくる叫びを聞いていました。
「お前のせいで警察に出頭させられた」「すぐに謝罪しろ」「訴えてやる」等々の叫び、そして扉蹴り入れの(ような)音。
思わず出かける前に、G県厨親厨がへこました扉を写真に撮っておいて正解でした。
その場を逃げると逆に見つかりそうな気がした私は死角になっている場所でじっと身を潜めていると、
数十分後、どうやら留守なことにようやく気が付いたらしい18歳真性厨親厨は、捨て台詞をして帰っていきました。
昨日お兄さんが言っていたのと特徴が合う車が走り去っていくのを物陰から見ると、
勿論ナンバーを控えさせてもらいました。
周りに誰も居ない事を確認して再びお巡りさんを呼びました。
扉が襲撃に遭っているときに呼んだ方がよかったのですが、
電話の声で見つかるのが恐かったので今更になってしまいましたが、それでも呼びました。
お巡りさんが駈け付けてくれて、家の周りを巡回、誰も居ない事を確認してから
私を家まで送ってくれました。(数メートルの距離ですが・・・)
私はナンバーを告げると、ぼろぼろの身体をベッドに横たえ、久し振りの眠りにつきました。
なんだか強力な押しかけ2件が一日にくるなんて・・・
ベッドの中で夢である事を切に願いました。現実でした(泣藁
文章中で既に御気付きと思いますが、18歳真性厨親は、警察に事情聴衆されたようです。
このまま、刑務所でも病院でもどちらでも良いので、檻の中に入って下さいと思うのは私が厨だからですか?
そして本日も、詰まらなく意味の取り難い長文ですみません