野良犬達(1)

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∧∧∧山にまつわる怖い話Part5∧∧∧

15 :雷鳥一号:03/12/17 18:25
私の体験した話。

仕事で、ある山奥の集落に行った時のこと。
現場の近くで、おかしな歩き方をする野良犬を見かけた。
その犬は右の前足を失っていた。

昼時になり弁当を食べていると、別の犬が現れた。
これも右前足を失くしており、可哀想に思っておかずを少しわけてやった。
すると匂いを嗅ぎつけたのか、他の野良犬が三頭現れた。
どれも一様に同じ足を失っていた。
犬たちは喧嘩することもなく、おとなしく餌を分けあっていた。

結局、帰るまでに十頭近くの犬を見かけたが、全て右の前足を欠いていた。
うち四頭は、鎖で繋がれた飼い犬だった。
集落の人にそれとなく尋ねたのだが、皆ニコリと笑って、
「事故にでもあったのだろう」と、判で押したように答えてきた。

少し後に再訪したが、その時は怪我をした犬の姿は一頭も見当たらなかった。
あれは偶然だったのだろうかと、今でも不思議に思っている。45 :オニよりギン:03/12/17 23:25
>>15
一番理由が簡単に説明できそうで、一番イヤな類いの話かも。
絶対に人間が絡んでいるよね、それ。47 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/12/17 23:38
『犬の右前足は、あなたに幸運をもたらすお守りです!』
その村では、キーホルダーかなんかに繋げておくのが流行っていたのかも。
それ以外の理由を思い付きません。 51 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/12/18 00:12
>>47
神への捧げ物をあらかじめ不具にしておく…ってヤツだったりとか…
ただ人間を片目片足に…って話は読んだことがあるけど、動物の場合もあるのかな? 54 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/12/18 00:23
>>51
私もそれ思いだした。

>>動物の場合もあるのかな
小説に出てきた話で恐縮なんだけど『岡山女』で、
神への供物にする魚の目を潰しておくっていうのがあったので、
そんな風習のある村も存在するのかもしれない。

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ぶるぶるの友人 シーソとゴザ(1)

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実話恐怖体験談 拾七段目


751 :本当にあった怖い名無し:2012/06/25(月) 01:54:16.52 ID:2OL0XE71P
ダメだがまんできねぇ。友人の話で短い話があるからそれだけ簡潔に書く。

シーソーってあるじゃん。俺の友人を仮にA、そいつの弟をBとしよう。
俺はAとBと一緒にスーパーでおかし買って公園で食ってたんだよ。
そしたらAが200円くらいするおもちゃ付きのお菓子買ってて、
なぜかシーソーの上にそのおもちゃを載せて、自分は地べたに座って組み立ててたんだ。
ちなみにシーソーはAの方が下に下がってた。
まぁこの時点で大体わかるだろうけど、まぁ期待して読み進めてくれ。Aは絶対に期待を裏切らないから。

いきなりクライマックスだが、
それまでなんかのお菓子をしゃぶりながらブランコに乗ってた弟Bが、
いきなりブランコを飛び下りておもっくそジャンプしてシーソーの反対側に飛び乗ったのね。
飛び乗ったっていうか全体重のせて蹴った感じ。
反対側が跳ね上がるよね。置いてあったおもちゃがシーソーごとAの顔面に叩きつけられるよね。
おもちゃは粉々、ご覧の有様だよ。
俺はその時、横のなんか動物の形したバインバインッてなる奴に乗ってなんか食ってたんだけど、
いきなりの出来事過ぎて呆然としてたんだよ。
そんではっと我に返って弟Bに「なんでこんなことするんじゃぁっ!!」て詰め寄ったらさ。弟がやばいのよ。
「あばばばばばば」みたいな感じで発作みたいになってんの。
俺はその後黙って顔を抑えてるAに「大丈夫か!?」て駆け寄ったんだ。
そしたら、
「◎〜¥ぁ%サマノタタリジャァァァァーーーーーーっ!!!」(ちなみに〜様ってつけるようなものではない)
とか叫んで、ヒヤァァァァァァァとか言い出すの。
その時小学生だったから俺もうどうしていいかわからなくなってさ。
Aは弟おいて奇声発しながら自分ちの方に走っていくし、弟Bはなんかイカれてるし、
Aのチャリはだれが持っていくんだろうとかもう考えがめちゃくちゃになっちゃって、
俺もう全部ほっぽりだして家に帰っちゃったわけよ。


752 :本当にあった怖い名無し:2012/06/25(月) 01:55:40.00 ID:2OL0XE71P
次の日、下の前歯が一本なくなったAに会って、
昨日弟を置いて帰ったことを詫びて、なんでいきなり家に帰ったのか聞いたんだ。
ここからがホラーパート。
上は俺が見たことだから俺の実体験だけど、ここからはAの話してくれたことだから本当かどうかの責任はとれない。
まぁ嘘つくような奴じゃないから本当だと思うけどね。

Aの家の近くにはいわくつきの神社があって、
詳しくっていうかこういういわれがあるって書いたら確実に場所がばれるし、
そのあたりで「キチガイいますか?」て聞いたら100%A兄弟が特定されるから書けない。
神社は賽銭箱もなく常に管理してる人もいない。
周りは用水路で水引いて水でぐるって囲まれてる。でも囲まれるように山林があって常に暗い。
お参りしてる人もいないのに、なぜか補修工事とか何十年かに一回やってる。
AとBは事件のあった前日に、神社の敷地内でたけのこ掘りつって竹を掘り返しまくったらしい。
ちなみにその頃はもう4,5月で、たけのこなんてもうないよっていう状態。

ちなみにABは不良でもないしDQNでもないし、どっちかっていうといじめられっこだし動物にもやさしい。
おつむが弱いだけかと思いきや、車関係の修理工場から中学卒業時にスカウトみたいなのが2件あって、
高校行きながら働いてて、ほとんど就職してるような状況だった。

俺はそれ聞いて、「たけのこ掘って穴ぼこだらけにしたせいで、弟B憑りつかれてるじゃねぇか!」て怒ったんだ。
そしたらAも反省したのか、その日夜中に神社にお酒お供えに行ったらしい。
ありえねぇだろ?夜中だぜ?それがまた拍車をかけたのかすげぇことになるんだよ。

神社がガチでいわれがやばいていうのと、
(でも知ってる人はかなり少ないと思う。ただ祀ってるのの名前を聞いたらほぼ皆知ってるレベル)
AB兄弟の段違いのキチガイさが合わさって、この後も大変なことが続くんだ。

Aの現在の破損部:下の前歯

序章 終


753 :本当にあった怖い名無し:2012/06/25(月) 02:05:22.74 ID:2OL0XE71P
ごめん、なんでAが家に帰ったのか書いてなかった。
いやまぁ書かなくてもいいんだけど、理由は特にないらしい。そのあと返って飯食ってたらしいから。
神社に夜中酒もって行ったのも、お化けが怖いっていうのが全くないせいらしい。

そして俺確かに中学の頃は精神的に弱かったから、自分で被害妄想しちゃってたのもあるかもしれん。
ババァはただの嫌なババァで、中毒になったのは俺の精神的な問題で、
ババァはとりあえず味噌取り上げてどっか空気のいいところに行かせただけなのかもしれん。
でもここまで書いておいて実は俺の被害妄想だったってある意味恐いな。


756 :本当にあった怖い名無し:2012/06/25(月) 02:54:06.92 ID:2OL0XE71P
俺もそろそろ寝るよ。というか寝なきゃいけない時間をはるかにオーバーしてしまった。みんな反応してくれてありがとう。
コテハンつける気はないけど、何かあったら中華味噌中毒男って名乗るよ。

親父に関しては本当にただの事故だと思う。
行ってた国も中国じゃない、し親父は俺が味噌中毒になったこと知らないからさ。
でも外国だから何があるかわからないよね。

あと神社は調べたら書いてもぜんぜん平気そうだった。
蛭子神社っていうんだけど、大体それ祭ってるところは恵比寿様も祭ってるらしい。
Aの家の近くにあるのは恵比寿様は祭ってない。まぁ本当に祟りとかないようそれ一点に絞られて建てられたって感じ。

Aに関しては、小学校の一連の流れのあとに俺がバーミヤンでぶるぶるしちゃったときに繋げられるので、
話が長くなるけどお付き合いいただければと思います。
また今日の夜にでも投下する予定です。
それではおやすみなさい。


765 :本当にあった怖い名無し:2012/06/25(月) 19:48:49.50 ID:2OL0XE71P
昨日から話を投下している中華味噌中毒男です。話を一つまとめられたので投下します。
誤字脱字読みにくい点、意味不明な点あったら補足するのでどんどん言ってください。

昨晩神社にごめんなさいのお酒を置いてAは安心したのか、夏にAの弟Bと俺を連れて例の神社に遊びに行ったんだ。
俺は最初その神社は気味悪いから神社の手前の道路で用水路に石を投げいれて遊んでた。
Aと弟Bはどっかからゴザ(藁みたいなのでできた分厚い布みたいなやつ)を持ってきて、
神社の周りにある林でカラス瓜って呼ばれてる拳より小さい食べられない実をちぎってゴザに集めてた。
林の木には蔓が巻きついていて、その蔓からカラス瓜は生えてた。
食えないし何も価値はないんだけど、道路から見てた俺は実をちぎる2人が羨ましくてしょうがなかった。
小学生だったっていうのもあるけど、生ってる実を見つけてちぎるっていうのがすげぇ羨ましかったんだ。
AB兄弟は木の下から瓜を探してたけど、
俺は離れた道路から見てる分、兄弟よりもまだ色んなところに実の取り残しがあるのが見えた。
そのうちいてもたってもいられなくて、ついに神社に入って一緒にからす瓜を取るようになった。

俺達3人は実をちぎった。一心不乱にちぎりにちぎりまくった。
自分たちの手の届かない瓜を親の仇のように見上げて、
取れないならと神社の掃除用の竹箒を持ってきて、柄の部分を振り回して叩き落としたりした。
あまりにも高いところにある実に石を投げたりもした。
とにかく生っているもの全て根絶やしにしないと気が済まない状態だった。


766 :本当にあった怖い名無し:2012/06/25(月) 19:49:43.78 ID:2OL0XE71P
実をあらかた取りつくした俺らは、神社の湧水を飲みながらこれからどうするか考えた。
すると弟Bが「下の道路に行って、カラス瓜をコンクリートに叩きつけて遊ぼう」と言った。
妙案だと思った。
正直この食べられない実を集めてどうするかなんて考えてなかったし、
冷静になって考えてみるとどうすんだこれ?てなってた。
そして俺たちは暇だった。遊びに餓えたトイザラスキッズだった。
神社の前にある道路はたまに車が通るから、下ってほとんど車の通らない道で遊ぶことにした。
ただ、ゴザにのった実をどうやって運ぶかが問題だった。
神社は山の腹の部分にあって、階段でいうと3〜40段分くらい下らないと下の道に行けない。
神社の前の道をぐるっと回ってからなら下に降りる大きな道路に合流するんだけど、そこまで行くのも面倒くさかった。
だから俺達は神社の前の土手をそのまま降りることにした。

その時Aが、
「俺はこのゴザにカラス瓜のせて、土手を滑りながら降りるわ」
そう言うと、ゴザに座り端をつかんで巾着みたいにした。
俺と弟Bはメロス並にぶち切れた。
『面白そうすぎる!そんなことお前ひとりやるのはずるい!』
みんなもやったことあるかもしれないけど、土手を段ボールとかで滑り降りるあれをAはやるつもりだったんだ。
俺も弟Bもそのくらいの遊びは今までやってきたことあるから、それがどれだけ楽しいのか知っていた。
弟Bなんてもうカラス瓜なんてどうでもいいから全部用水路に流してAと二人乗りして滑りたいって、
羨ましすぎて泣きそうになりながら言った。
というか泣いていた。
(Aと俺は小6、弟Bは小2か3だった。弟Bは自分の思い通りにならないことがあるとすぐに癇癪を起こして泣く癖があった)


767 :本当にあった怖い名無し:2012/06/25(月) 19:51:14.07 ID:2OL0XE71P
AもAで兄ちゃんのくせに、
「お前が瓜を乗せたままこのゴザを制御するのは難しい」とかそんなようなことを言って譲らなかった。
弟Bはもう泣きわめいて地団駄を踏んだり近くの木に頭をゴンゴンぶつけたりして、
『ホラッ!兄ちゃん俺はこんなにもそれがやりたいんだ。ここまでやってるんだから代わってくれ』アピールしてた。
俺もいつもなら代わってあげなよって言うんだけど、
その時はいきなりAにタックルしてそのままゴザを奪って滑り降りちまえば下ったもの勝ちだ、という葛藤に苛まれていて、
弟Bどころじゃなかった。
それくらいやりたかった。

弟Bが道端の草を食っては吐き食っては吐きしだした頃、
俺は神社に竹箒と塵取りが入った段ボールがあったのを思い出した。
俺は泣き喚いてついにカラス瓜を齧りだした(めっちゃ苦い)弟Bを、
段ボールがあるからと落ち着かせて口をゆすがせると、神社に取りに行った。
一応ちゃんと後で返しますってお参りしてから段ボールを持ってきた。
そして俺と弟Bは段ボールを2つにちぎってAの右側に並んだ。
下を見下ろすと結構高い。
俺らが下ってすぐコンクリートの道路が土手に沿ってあり、その先はガードレールと川が流れていた。
俺達は一斉に滑り出した。
急斜面だったし結構なスピードが出たのを覚えてる。
俺と弟Bは真っ直ぐ下ったんだけど、Aだけ明らかにおかしい方向に滑って行った。
左斜めに軌道が逸れていって、横目で見てもあぁやばいなって思った。
なぜなら、俺たちの正面の道路は2車線くらいの幅があるけど、
左に行くにつれて狭くなって、最終的に車一台分くらいしか通れなくなるからだ。(車の通りが少ないのはそのせい)
Aもやばいと思ったのか、「ウギャアアアアアアアアア」て叫んでた。
俺らみたいなダンボールだったら足でブレーキかけられるんだけど、
Aの場合瓜が落ちないようにゴザを巾着状に持ってそのまま滑ったから足も出なかった。
色んなことが重なってやばい状況になってた。


768 :本当にあった怖い名無し:2012/06/25(月) 19:53:04.24 ID:2OL0XE71P
今思うとゴザには縫い目があるし目に沿って滑ればまっすぐ滑るだろうけど、
多分Aは変な風にゴザの端をもって、目が斜めになるように滑っちゃったんだと思う。
じゃなければ何か悪い物にでも引っ張られない限りあんな風に斜めに滑らないと思う。というかそう思いたい。

滑りだしてから降りるまで実際は一瞬だったけど、Aのせいで俺には結構長く感じた。
Aはそのまま道幅の狭い左に流されて…
今でも笑っちゃうんだけど、降ってそのままポーンって飛んでガードレールに顔から衝突した。
ゴザを握ってるからかしらないけど顔から行ってた。マンガみたいだった。
幸い川にまで落ちることはなかったんだけど、ぶつかった拍子に道路と川に瓜が落ちた。
Aは鼻を折って顔面血だらけになってた。
俺と弟BはAに駆け寄ったんだけど、弟Bが腹抱えて笑ってたせいで俺も堪らえきれなくて少し笑ってた。
瓜を道路に投げつけて遊ぼうとしてた俺らが、なぜかAだけ自分が道路に投げ出されて鼻が潰れた。
後から聞いた話だが、Aがのってたゴザは境内の裏にあった日除けか何かの物を勝手に持ち出していたらしい。
そのあとAを連れて帰り、Aはすぐ病院に連れて行かれた。話自体はこれでおしまい。
別に怪奇現象的なこともなかったし良くある子供の悪ふざけで起きた事件なんだけど、一つだけ不思議なことがあった。
Aがガードレールに衝突して瓜が散らばったんだけど、散らばった瓜の中に熟してるものがあったんだ。
結論から言うと、俺もAも弟Bも熟した瓜は取った覚えはない。というか夏に熟した実は多分ないと思う。
からす瓜は熟すと赤くなって腐ったトマトみたいになるから俺らも触りたくないし、
その時も俺はなんでこれ熟してるの?て思ったから、今でもはっきり覚えてる。
不思議なことがあったとすればそれだけ。熟してぐじゅぐじゅで真っ赤になった瓜が混ざってた。

神社関係でAにあった出来事は次でラストです。
最後のは今までに比べると一番心霊体験っぽいし、Aもかなりやばいことになります。
学校であった事なのでBは出てきません。

今回のはなんだかつまらなくて申し訳ない。
文章力もないので読みにくいかもしれないけどお付き合い頂ければと思います。

Aの負傷箇所:下の前歯、鼻骨折



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ぶるぶる足リラックス ふくらはぎ なまけぐま

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実話恐怖体験談 拾七段目




807 :中華味噌中毒男:2012/06/26(火) 01:57:34.59 id:eNJElX1kP
当時俺は小学6年で、その頃大きな紙飛行機を作って飛距離を競うっていうのが流行ってたんだ。
俺らも休み時間に折り紙で紙飛行機作って飛ばしたりして練習してた。

ある日、やるなって言われてるのに給食の配給中に紙飛行機作りだした奴がいて、
そいつを見て皆折り紙で色々作り出した。
女子はパックンチョっていう表に数字の書いてあるくじみたいな物や鶴を作ってた。
男子はやっこさんとか紙飛行機、手裏剣を作ってた。
当番の人達が準備を進める中、俺は同じクラスのAがいないことに気付いて、トイレでも行ったのかな?と思ってた。
前にも書いた通りAは歯は折れてるし鼻も折れちゃってたから、
もしかしたら保健室で特別なメニュー食わされてるのかもしれないって自然に思ったんだ。

その内に完成した紙飛行機を飛ばしたりしだしてさ。
うちのクラスは先生は給食の準備が終わるころにくるから、
何人かの男子は座ってなきゃいけないのに紙飛行機や手裏剣を投げては取ってきて席に着きを繰り返してた。
そんな中で投げた紙飛行機が教室の入り口に向かって飛んで行ったんだ。
そしたら運の悪いことに汁物が入ったでかい缶を持った女子2人がちょうど入ってくるところで、
女子の顔の横にコツンって当たったのね。


808 :中華味噌中毒男:2012/06/26(火) 02:00:08.26 id:eNJElX1kP
汁物の缶ってでかいから2人同時に教室の入り口を通ることができない。
だからかたっぽの女子が後ろ歩きする形で教室に入ってくるんだけどさ。
顔は振り向く感じ、そして後ろ歩きで入ってきた女子は視界も悪いし、
ちょうど見えないくらいの横方向から紙飛行機がぶつかってきたもんだから、でかい虫かなんかだと勘違いしたんだよ。
女子はめちゃくちゃ驚いて汁物の缶を掴んでいた手を放した。
そうするともうかたっぽを持ってる女子の方に缶が傾いて、驚いたもう片方の女子も手を放しちゃったんだ。当然だよな。
傾いたまま落ちた缶はめちゃくちゃ派手に中身をぶちまけた。
その時「ア”ッ!!」て言う叫び声も聞こえたんだ。
声の主はAだった。
Aは配給中は座ってなきゃいけないにもかかわらず、なぜか廊下に出て窓を開けて外を眺めてた。
俺は飛んでいく飛行機を目で追ってたから、女子にぶつかる直前にAが廊下にいることに気づいて、
缶からぶちまけられた汁物がAの下半身にかかるのも見えた。
汁物がぶちまけられてクラス中騒然となった。
給食でそういうことが起きると係りの人が他のクラスに少しずつ分けてくれって言って回らなきゃいけないから面倒でさ。
何よりみんなが食べるものをダメにしちゃったってことで運んでた女子も泣き出してるし、
他のクラスの奴らも廊下に顔出して「ウワッ!」「ヤベー!」とか騒いでた。
確かに俺も小中の9年間で全部こぼすっていうのは3回しか聞いたことがなかったし、かなり衝撃的な出来事だったんだ。
Aは倒れこんでて、俺から見ても下半身にかなりの量の汁がかかってた。多分豚汁とかそういう系だったと思う。

すぐに先生が駆け付けてAを保健室に運んで行き、少しして俺は先生に呼ばれて保健室に向かった。
なんで俺が呼ばれたかっていうと、紙飛行機を飛ばしたのは俺だったからだ。


809 :中華味噌中毒男:2012/06/26(火) 02:01:38.74 id:eNJElX1kP
保健室ではAがベットに寝ててうんうん唸ってた。
当たり前だけどAは足にやけどを負ってしまっていて、
先生が車を出して病院に連れて行くまでとりあえずここに寝かせておくらしかった。
俺は保健室の先生にめちゃくちゃ怒られて、
先生のあまりの怒りように、火傷くらいでここまで怒ることないんじゃないか?て思うくらいだった。それくらい怒られた。

先生が車を回してくるまでの間、俺はAに「大丈夫か?本当にごめんな」て話しかけた。
Aは聞こえてはいたんだろうけど、苦しそうに唸るだけで返事はなかった。
後で知ったんだけど、火傷って表面の皮膚の30%以上負うと相当やばいんだよな。
Aは短パンで素足に汁物がかかったんだけど、見た感じ皮膚の10%以上は火傷してる感じだった。
もしかしたらもっとだったかもしれない。
俺はそんなこと知らなかったから、やっぱり怒ってるのかな?とか思ってたんだけど、
Aはその時返事したくてもできないくらい苦しかったらしい。
その後すぐ先生が車いすを持ってきて、車に乗せられてAは病院に連れて行かれた。

Aは2週間くらい入院が必要になって、その間にまず親とお見舞いに行った。
その時Aは寝てたから、お見舞いの品物だけあっちの親に渡して謝罪をして帰った。

俺は今度は一人でお見舞いに行って、その時はもうAも落ち着いていて「よぉ!」とか言って俺を迎えてくれた。
俺はまずAに謝ったんだけど、当の本人は全く気にしていないようで、「暇だから毎日遊びに来てくれよぉ!」てせがまれた。
Aがいない間に学校であった事とかAの弟のBが病院を車いすで暴走して怒られたとか色んな世間話をしているうちに、
ふいに俺は気になってたことを思い出してAに聞いた。
「お前さぁ、なんで給食時間に廊下に出てたの?」
給食時間はどのクラスの人間も当番以外は席についてるから、先生に見つかるとすごい怒られる。
俺もAもバカなことはするけど不良でもないし、
Aが給食時間にあんな場所に出て外を眺めていたのが俺は不思議でならなかったんだ。


810 :中華味噌中毒男:2012/06/26(火) 02:02:42.48 id:eNJElX1kP
Aはあっけらかんとした感じで俺に言った。
「呼ばれたんだよ」
俺は思わず「は?」て聞き返した。
「いやなんか呼ばれたんだよ。そんで俺、誰が呼んでるんだと思って席立ったんだ」
前述した通り紙飛行機を投げたのは俺で、汁物がかかる直前に廊下で出て窓から外を眺めてるAを俺は見たんだ。
俺はその時「そっかぁ」としか返さなかったけど、気づいてたんだ。
汁物がぶちまけられる直前窓から外を眺めてたAは左側、例の神社のある山の方を眺めてたんだ。 以上です。
実際に幽霊とかを見たわけではないので派手じゃないしあまり怖くないと思いますが、俺が実際に体験した話でした。

Aは>>751と>>765でもわかる通り心霊とか全く気にしないタイプなので、全然気にしていないようでした。
とりあえず友人のA弟Bの昔話はこれで終わりです。
これを知ってもらった後で、
>>735のバーミヤンで俺がぶるぶる震えだしてAが慌てたっていう話を今度聞いてもらえれば嬉しいです。


816 :本当にあった怖い名無し:2012/06/26(火) 15:21:58.42 ID:W/FYBZZbO
中華毒男さんの話面白かったです。
だけど読んでて頭の中で部落って言葉が浮かんできて…


821 :中華味噌中毒男:2012/06/26(火) 22:01:54.61 id:eNJElX1kP
一応俺もAも部落とかではないです。俺の住んでた場所自体であんまりそういうのなかったと思います。

Aの弟のBは今は普通なのですが子供の頃は癇癪持ちで、
自分の思い通りにならないとよくわからない行動に出る子だったので、そういうのが部落っぽく感じたのかな?
まぁBはもしかしたら呪われてたのかもしれないけど。

>>718で俺がバーミヤンで山椒を食べて中華毒味噌の拒否反応が出てぶるぶる震えたっていう話なんだけど、
最初俺が山椒を付けた唐揚げを吐き出してAが、
「もったいなぁーーーい!」 て叫んだんだ。
俺は「俺これ無理!食えない!」て言って水をごくごく飲んだんだけど、
少しすると箸を持ってる手がぶるぶる震えだして自分でもとめられなくなったのよ。
それを見たAが、
「ぶるぶるじゃ…妖怪ぶるぶるがAに憑りつきおったぞ!!」とか言って笑いながら飯を食ってた。
俺も「あれ?あれ?おかしいなこれww」とか言ってたんだけど、何時まで経っても震えが止まらない。
しまいには歯までがちがちいうようになって、
その頃にはAも飯を食う手を止めて「大丈夫か?まじで大丈夫?」て言って俺を気遣ってくれたんだ。
A曰く、その時の俺は顔色は普通で笑ってるのに尋常じゃないほど体が震えてて、
それにもかかわらず普通に飯食おうとしてるのがやばかったらしい。
箸もうまく握れずカチャカチャしながら笑って話してるのにかなり恐怖を感じたらしい。(というか俺が死ぬと思ったらしい)
Aは前述の通り色々気にしない人間なんだけど、そのAが言うくらいだから傍から見ると俺相当やばかったんだろうなと。
やっぱ中華毒味噌やばかったんかなぁ。



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baby Rody ぶるぶるラトル イエロー No.3758

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ナースコールが鳴った(1)

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実話恐怖体験談 拾八段目


718 :1/3:2013/02/05(火) 13:39:04.43 id:xqvov7re0
霊体験かどうかは不明だけど小ネタ投下

一昨日(2/3日曜日)の夜勤中ね。
ナースコールが鳴って、訪室すると、
ナースコールを鳴らした4人部屋の廊下側患者Aが、
「怖い、殺される。助けて、ここはイヤ……」
同じく廊下側患者Bも、
「怖い…怖い…」
ちなみに、窓側2人は完全認知症で発語はない。
怖がった2人も認知症で、他人とまともなコミュは取れないから、
2人で何があったかと共に訴えるなんて出来ないし、個人でも何があったかは説明は出来ない。
「ただここは怖い……いや」と訴えるだけ。


719 :2/3:2013/02/05(火) 13:42:35.04 id:xqvov7re0
患者Bは、話題を変えたら怖いと言ってたのもすぐに忘れたけど、
Aは仕方なく一旦ナースステーションに連れ帰り。
消灯時間過ぎてまだ30分くらいの出来事。

そのことを昨日の飲み会で同僚に話したら、
その2人が入室している隣の部屋の廊下側の患者も、
一度「助けて!!」と夜間に怯えだした事があるとのこと。
こちらも認知症なので具体的なことは聞き出せず。

病院というより、老健施設のように広くて明るい雰囲気の施設なので、
病院の怪談めいた陰鬱な雰囲気は無いんだけどな。


720 :3/3:2013/02/05(火) 13:45:02.05 id:xqvov7re0
現場を預かる夜勤の責任者としては、変質者の侵入でなければ問題無いとか、剛毅に考えもするんだけど、
ただ2人同時に訴えたので、何かはあったのかな、とは思えなくもなく。

スレタイが恐怖体験であって怪談ではないので、こっちにカキコしてみた。
オチも真実もわからないままですが、一応実話恐怖体験?です。
お目汚し失礼


721 :本当にあった怖い名無し:2013/02/05(火) 19:20:03.30 id:geAmftVXO
うわぁ‥それは怖いよ…
“何か”が居るんだろうねorz

監視カメラとかは無いんですか?


722 :本当にあった怖い名無し:2013/02/05(火) 19:40:16.23 id:we5t9X540
大したことのない症状の人でもそのベッドを宛がわれると死んじゃう、
通称サヨナラベッドなるものも存在するなんて噂があるし、
部屋自体に何かあるのかもしれんね…


724 :718-720:2013/02/05(火) 23:41:30.84 id:xqvov7re0
>>721
建物の出入り口にはカメラあるけど、(でも、映像を見られるのは総務)
病棟を映してるカメラは無いですわ。
ちなみウチは3階建ての3階。

>>722
サヨナラベッドは完全否定はしないです。
重症化すると患者が置かれるベッド位置がある程度の範囲に限定されるとはいえ……
この部屋のこのベッドの人のあぼ〜んが多いなぁというベッド位置はあります。

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実話恐怖体験談その21(拾四段目)

265 :本当にあった怖い名無し:2009/11/06(金) 18:10:40 id:cC71srmJ0
20年くらい前のことなんですが、当時私は番組制作会社のADをしていました。

女性アイドル(かなり短命のアイドル)と霊能力者が、心霊をスポット検証する番組の収録の時のことですが、
そのアイドルが現場で突然白目になって、周りのスタッフに掴みかり、噛み付いたんです。
顔は人間とは思えませんでしたね。顔の左右が非対称になってて、右目と左目が違う方向を睨んでました。
唸っていたんですが、その声は女性の声では無かったです。
そして立ったまま失禁(大便も・・・)していました。
その後、霊能力者の必死のお払い?で元通りになりましたが、
そのアイドルは一連の出来事を全く覚えていませんでした。

この番組は事務所からの要請でお蔵入り、テープも廃棄処分、この一件について閉口命令が出ました。
アイドルだったのでお蔵入りは当然ですが、
お笑いタレントでもお蔵入りになったと思うくらい、凄まじい出来事でした。
視聴率次第ではシリーズ化の話もあったようですが、それも打ち切られました。

実はこの事件にはまだ続きがあるんです。
その半月以内に、当時居合わせたスタッフの1人が交通事故で片足麻痺、
続けざまに別のスタッフが、過労?で倒れて意識不明。翌日意識を回復したものの記憶喪失。
偶然かもしれないけど、収録現場で噛み付かれたのはこの2人だけなんです。

そしてこの女性アイドルも、その後1年くらいで売れなくなりましたね。
私は半月以内には何事も無かったのですが、この一件で軽いノイローゼになり数ヵ月後に転職しました。
偶然が重なっただけなのかもしれませんが。


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おっきいヘビ(1)

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実話恐怖体験談その21(拾四段目)


950 :本当にあった怖い名無し:2010/06/20(日) 12:25:30 id:FrKhP3IaO
俺が小さい頃の話。

母が言うには、俺が三才の時の出来事だそうだ。
少しずつ話せるようになって、まだ嘘もつけないような赤ん坊な俺は、
夜中に泣き叫んで、母を起こす事が何回かあったそうだ。

泣き叫ぶ内容はこれ↓
「あー!おっきいよー!怖いよー!」
次第に泣き止んできて…「ぅん…!」
↑こんな寝言を言うもんだから、母が心配になって俺を起こしたそうだ。
そしたら…
「おっきいヘビがいてね、怖いって言ったら『怖くないよ』って言ってた」
と俺が言っていたらしい。

それが何回か続いて、ある日の盆に、墓参りするため家族で寺に行ったとき、
寺の和尚と父が仲がいいので、ついでに寺院の中に入って茶をごちそうになることになった。
その時、3歳の俺がまた叫んだ。
「ヘビさんだー!」と上の指さす。
見るとそこには、木彫りの龍があった。大きさは150センチぐらい。
いつも俺が見てるヘビなのか、と母が俺に尋ねたら、
「うん!でももっとおっきいんだよ!」だって。

父が寺の和尚(友人)に、俺に何か憑いてないかと聞いた。
そして返ってきた和尚の返答は、驚くような内容だった。
「わかんね、俺霊感ないし」

いまだにあの時の真相は掴めていない。

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ヘビ大図鑑―驚くべきヘビの世界

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S君と俺(1)

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実話恐怖体験談 拾壱段目


871 :本当にあった怖い名無し:2009/01/21(水) 14:55:50 id:GuY9VgBu0
小学校の頃、体が弱くていつも自分の机で勉強ばっかりしている、S君という男の子がいた。
S君は勉強ばかりしているくせに何か鈍くさくて、いつも成績が悪かった。
だからいつもそれをみんなに馬鹿にされて、友達もいなかった。
一方、その頃俺は学校でちょっとした問題児だったが、
なぜか閃きとかはよかったので、テスト等は簡単に出来た。(今は普通だが)

俺はS君をいじめるような口調で、
「お前こんなのも出来なかったのかよ。こうやりゃいいんだよ」と話しかけてみた。
それが嬉しかったのか、S君は何か分からないことがあるといつも俺に聞いてきた。
俺ははじめはそれが疎ましかったけど、だんだん彼とも打ち解けて、普通に話せるようになった。

ある日曜日、S君が初めて俺を自分の家に招きいれた。
S君の家はぼろいアパートの一室で、両親は遅くまで帰ってこない。
リビングの机の上で、やっぱりS君は勉強をしていた。
俺は「また勉強しているのかよ。しょうがねえな教えてやるよ」と言う感じで、
いつものように彼と話をしていた。

すると彼が急に、「今まで話してくれて本当に有難う」というような主旨のことを言ってきて、
そのお礼にと、
「部屋にはおもちゃもあるし、台所にはお菓子もあるし、この家にあるものは何でも持って行っていいよ」と言う。
俺が感謝されるようなことをした覚えはないから、「何もいらない」と言うと、
彼は「そうかわかった。悪いけど今日はもう帰ってほしい。理由は聞かないで欲しいんだ」と言う。
不思議に思いながらも、俺は彼の家を後にした。


872 :本当にあった怖い名無し:2009/01/21(水) 14:57:01 id:GuY9VgBu0
次の日の月曜の朝礼で、彼が死んだという連絡を受けた。
彼の両親は、彼が死ぬ数日前に彼を置いてどこかへ失踪してしまったらしい。
彼の病気は詳しくは知らないがかなり重いもので、治療費が相当な負担だったそうだ。
それで夫婦間にいざこざがあったらしく、
ひどい話だが、恐らく彼のことも疎ましく思い始めてしまったのだろう。
彼の死体は、両親が出て行ってからいつまでも帰ってこないのをずっと心配していた隣の住人が、
心配して中をのぞき見つけたそうだ。

驚いたのは、朝礼で校長が言っていた死亡した日のこと。
「4年生のk崎s太君が、○月○日土曜日の昼にお亡くなりになられました」
俺は日曜の夕方まで、確かに彼と話していたはずだったから、
何かの間違いかと思い、職員室で先生達に問い詰めたが、
警察が発表した死亡推定時刻は、土曜日の12時から14時だと言う。
俺が彼と日曜日に最後に会ったことを言うと、
「また問題児のAが嘘言ってるよ」と言う感じで、職員室中から馬鹿にされた。
教室でも同じことを言うと、級友達から同じような目にあい、
俺はもうそのことをずっと心にしまって隠し、時々こっそり彼のお墓参りに行ったりしてた。

20歳になった今に至り、今でも時々思い出して考えてみる。
死亡推定時刻に誤差があるのは分かる。
だが、一日以上誤差があるとは、いくらなんでも考えられないんじゃないのか。
何か現場に、死亡推定時刻を大幅に間違えるような要因があったのか。
それとも彼は、日曜日には既にこの世の者ではなかったのか。
真相は藪の中だが、最後に彼の家のドアをガチャンと閉めたときに感じた、
何かがすっと抜けて軽くなるような奇妙な感触だけが、今もやけに印象に残っている。



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